「ウェブ時代をゆく」当選御礼

「ウェブ時代をゆく」欲しい!キャンペーン

思いがけず当選してしまいました。ですので、お礼も兼ねて改めて書いてみたいと思います。


子供っぽいと思われるかもしれませんが,今回は当選のTBが来たときよりも梅田望夫(id:umedamochio)さんからのはてなスターがついたときのほうがうれしかったです。書籍の当選はあくまで結果です。あの梅田さんが私の文章を読んでくれた、そう思うだけで何ともいえない気持ちが湧いてきました。もし、このキャンペーンが梅田さんが読むのではなかったら私はあそこまで真剣に書かなかったかもしれません。


梅田さんが自分の文章を読んでくれた,そして他の人の文章も読む,ということを思い出した私は上記のキーワードからリンクをたどって,梅田さんが読むであろう「ウェブ時代をこう生きてみたい」について書いてある文章をできるだけ読んでみました。その中には,今回当選された方のものもあり、当選されていない方のものもありました。「ウェブ時代」の光について書いてあるものもあり、影について書かれているものもありました。(ちなみに、当選された方の方の中で私の文章はやわらかいほうだと思います。)


私も含めて当選された方の文章を読んでみると,「ウェブ時代」の光についてかかれていたものがほとんんどでした。でも、私は「ウェブ時代」の影,そして「ウェブ時代」の恩恵を受けられない人たちの存在を忘れたくない。もし会社が明日倒産すれば,自分もそのような立場になるかも知れないのです。ですので、私は「フューチャリスト宣言」の中で茂木健一郎さんがおっしゃっていた「ネットへのアクセスは基本的人権」という考え方に賛成します。「ネットへアクセスできなかったら、いまどき何もできない」のですから。


最後に一言。最初にも書きましたが,今回梅田さんが自分の文章を読んでくれたとわかったときのうれしさは何ともいえないものでした。今回の文章は書籍の感想ではありませんが,今回の自分の経験を踏まえて考えると書籍の作者・著者にはネット上にあるご自分の書籍の感想を積極的に読んでいただきたいと思いました。特に小中学生が読むような本の作者には。私は小中学生の頃から本を読むのは苦手ではありませんでしたが,もし「あなたがこの本を読んで感想文を書くと,この本を書いた人がそれを読んで返事をくれるよ。」と誰かが教えてくれていたら,もっと読書に向かうことができたような気がするからです。「フューチャリスト宣言」の中に,『「本」とは錨をおろすポイント』という言葉がありましたが,今回の経験はネットが「人間」という船と「本」という錨をつなぐ鎖になる、そんな可能性を思い起こさせてくれました。