webちくま 齋藤孝・梅田望夫対談 「大人の作法」

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それとの関連でいうと、「自分探し」という言葉には前から違和感があります。僕は、「自分がやりたいこと」を模索していた時期はありますが、「自分」を探したことは全くないです。自分はここにいるんだから、自分を探しにいくことはないですよ。僕は常に、自分とは仲がいいです。自分のことは好きだし、自己肯定できるし、自分が敵になる状況というのは、どんなに悲惨な状況でもありえない。自分の気質は変えられないと思っているし、あるいは身体性、すなわち身体も、取り替えがきかない。小さい頃からどういう遊びをしてきて、何をやってきたかが、全部この身体につまっている。だから「自分」は探さない。

上記は対談の中の齋藤孝さんの言葉。自分を全肯定してもいけないが全否定してもいけない。過剰評価してはいけないが,過小評価してもいけない。等身大が一番のようだが,簡単なようでそれが一番難しい。