自分のブログを振り返る

はてなダイアリーブックプレゼントキャンペーンで「今年の自分の日記でいちばんおすすめのエントリー」とのことでしたので,それを選ぶことにしました。普通に考えれば先日キャンペーンに応募して梅田望夫さんに選んでいただいたエントリーなのでしょうが,それでは面白くありません。それで自分のこの1年の過去のブログを振り返ってみましたが、なかなか選ぶことができません。それでも、過去のエントリーをいろいろ読んでみるといろいろなことがわかります。「あの頃はこんなことを書いていたな」とか、「最近はこのカテゴリーは書いていなかったので久しぶりに書いてみるか」とか。このキャンペーンは自分のこの1年を振り返るいいきっかけになりました。


ところで、私はブログを書いている人は潜在的に自分の書いたエントリーを自分の知らない誰かに読まれたいという要望があるのではないかと思います。本当に自分の知り合い以外には読まれたくないと思っている人以外は。まあ、インターネット上に書いている以上自分の知らない誰かに読まれるのは避けられないわけで,本当に自分の知り合い以外には読まれたくないと思っている人はオープンなインターネット上に書くのを避けるしかありません。逆にいえば,オープンなインターネット上に書いている人は自分の知り合い以外に読まれても構わないと考えることもできます。ここで、今回のキャンペーンの話になりますが,選んだエントリーは必然的に自分の知らない誰かに読まれる可能性が高くなるわけです。はてなスターもそうですが,今回のようなキャンペーンは上記のような誰かに読まれたいという潜在的な要望を満たすものになるのではないかと思います。「はてな」の社員の方々にはこのようなキャンペーンを数多く企画していただきたいと思います。


「自分を振り返るきっかけになる」「自分の書いた文章が多くの人に読んでもらえるきっかけになる」。以上の2つの理由から今回のキャンペーンは結構いい企画ではないかと思います。このエントリーをお読みの方々も,キャンペーンに応募するしないに関わらず,これをきっかけにご自分のこの1年のブログを振り返ってみてはいかがでしょうか。自分の過去の文章を読むのは結構恥ずかしいものですけれどもね。


追伸:
書いているうちにこの文章がこの1年の中で一番いいエントリーに思えてきました。ちょっと反則かもしれませんが,明日にはこのエントリーでキャンペーンに応募しているかもしれません(笑。