自分の意思でなく『具体的な何か』を変える

「本気で変わろ思たら、意識を変えようとしたらあかん。意識やのうて『具体的な何か』を変えなあかん。具体的な、何かをな」

「夢をかなえるゾウ」より

大切なのは、ルーティンやインフラなど、ありとあらゆる手を使って「瞬間的に集中する瞬間」を身につけることです。脳の中に回路ができてしまえばしめたもの。あとは、身体が勝手に動いてくれます。

「脳を活かす勉強法」より

夢をかなえるゾウで上のフレーズを読んでから、自分にとって『具体的な何か』を時々考えるようにしています。2008年になって変えた具体的なことはいくつかありますが、一番はブラウザのトップページをiGoogleに変え、さらにiGoogleのタブの真中の一番目に付くところにTODOリストを持ってきたことです。このTODOリストはシンプルですが使い勝手がよく、多くの人が使っているのも納得です。さらに、自分がやらなければならないことが毎日ブラウザを立ち上げるたびに真っ先に目に付くというのは、なかなか威力があります。これにより、いろいろなこhttp://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=304とを忘れることが少なくなったような気がします。これが、携帯からメールで更新できたり、ローカルでも使えたらもっと便利なのになあと思っています。
同じことをずっと考えていると、それに関係することが目に入ってきます。先日お借りして読んだ脳を活かす勉強法 奇跡の「強化学習」には、上のような文章がありました。これも、言っていることは同じです。また、先日読んだ情報整理術 クマガイ式には、具体的な例として「ブラウザのホームをブランクにしておく」という方法が紹介されていました。このほうが、検索サイトやポータルサイトをホームにしてよりも、余計なネットサーフィンをする時間が減るのだそうです(もう一つの理由として、ブラウザの立ち上がりが早い、というのがあるようです)。私も仕事場のブラウザのホームはブランクにしています。私は使っていませんが、firefoxには生産性を向上する Firefox のアドオン7番勝負 | Lifehacking.jpで紹介されているLeechblockなどというアドオンもあるようです。
これまでは「何かを始める(辞める)と決める→自分の意志で継続させようとする→続かない→自分は意志のない人間だと自己批判する」という思考サイクルに陥りがちでした。これからは「何かを始める(辞める)と決める→ありとあらゆる手を使って強制的に続ける→続く場合は習慣づくまでそのまま、続かない場合は次の強制力を探す」というサイクルに思考を変えていこうと思います。極端な話、「続けられない自分が悪いのではなく、自分を続けさせられない手段が悪い」と考えてもいいのではないかと思っています。

追記:
あなたの背中を押しましょう。一歩進める応援団。には、「儀式を作って習慣化しましょう。」という言葉がありました。