コンピュータ将棋と人間の棋士の違い。それは、コンピュータは全ての手を読むのに対して、人間は明らかにありえない手は読まないことだそうです。先日、テレビで羽生善治さんが「10代、20代の頃のほうが手は読めた。しかし、30代の今は大局観を大事にしている」とおっしゃっていました。仕事のトラブルでも、試験の問題を解くときでも大局観は大事。全体を眺めて違和感がある場合は、やはりそこに何かあります。試験の長文問題を解くのは、そのような大局観を計り、また鍛えるためなのかもしれません。特に、論文を書くような問題はそうでしょう。自分もそのような大局観をいろいろな分野で身に付けたいものです。