商標とドメイン名

[Interview]商標とドメイン名で統一的ポリシー作成を − @IT

この記事を読んで思い出しましたが、私が先日携帯で応募した某大手企業のキャンペーンサイトのメールの送り先のどメインが「.cc」でした。あれは、オーストラリア領ココス島ドメインでしたか。応募したときは特に気にしませんでしたが、冷静に考えるとおかしいですね。私は懸賞に外れたので、さっさと登録解除しましたが。将来的には、「aaa.co.jp」と「aaa.cc」というドメインを、同じ企業が保持しているという証明を何らかの方法でする必要が出てくるかもしれませんね。そうしないと、フィッシングに使われる可能性もありますし。ちなみに、英語学習snsで有名なsmart.fmですが、こちらの「.fm」はミクロネシア連邦ドメインでした。私はミクロネシアの世話になっていたのですね(爆。

知的財産権の侵害の事例というと、日本人はすぐに中国を思い浮かべる。しかし、現実には中国よりも日本のほうがひどい場合もある。例えば、中国企業が “青森”という商標を中国国内で抑えようとしたときに日本人は反発したが、日本には“三国志”とか“上海”といった固有名詞が商標化されている。どこの国でも世界各地の地名そのものでは商標化できないことになっているが、日本には“なんとかパリ”とか、“なんとかニューヨーク”、あるいは“コロンブスなんとか”といったものが山ほど権利化されている」


商標の件に関しては、上記に引用した上記のリンクの記事、痛いところを突きすぎです。たしかに、日本にあふれている三国志関連の商品を考えると、中国のことを考えずに勝手に商標登録している企業が多そう。さすがに、大手のKOEIさんはそのあたりは考えていらっしゃるのでしょうが。

ドメインの件に関してもうひとつ言うと、私は企業がひとつの企画や商品開発のたびにドメイン名を取得するのが気になります。これが進んで使われているドメイン名が多くなると、ドメイン名を長くせざるを得なくなったり、上記の「.cc」や「.fm」のような一見あやしいドメインの世話にならざるを得なくなります。その結果、似たような名前でのフィッシングサイトが作られやすくないような気がします。将来的には、申請さえすれば自分が好きなドメイン名を取得できる時代が終わって、商標のようにそのドメイン名を持つのにふさわしいかどうかを審査する時代が来るのかも知れません。

商標とドメイン名というものについて、いろいろ考えさせらる記事でした。