国立駅舎保存問題・・・The Right Thing in the Right Place

シンポジウムに参加してきた.久々に社会勉強したという感じ.下手な本を読むよりもよほど勉強になった.
内容としては,前半は大西 隆さんの講演.この中では国立の都市計画のルーツが世界最初の田園都市であるイギリスのレッチワースとドイツの代表的な大学都市であるゲッチンゲンであることが話された.とくに、大学通りゲッチンゲン大学に留学していた一橋大の関係者がゲーテ通りを見て、提案したものらしいという話には驚いた.大西先生が話していた人口減少社会でのアメニティという考え方はまったくそのとおりかと思う." The Right Thing in the Right Place "、日本語でいうと「然るべきところに、然るべきものがある」、つまり自然があるところでは自然を、文化があるところでは文化を大事にすべきだということ.すべての都市が同じように発展する必要はないということだな.やはり国立は文教都市なので,それを生かしていくべきだと思う.後半はパネル討議だったが,東京都の担当者とJRの担当者が来なかったのは残念.商工会の方の「ロマンだけでなく,現実問題として考えよう」という意見には考えさせられた.いずれにしろ、来年の夏にはJRの工事が始まるというので,国立市は早く意見をまとめていい都市計画を作ってもらいたいもの.namiさん(id:nami-i)、こんなところです.それにしても、やはり国立はいい都市です.なんとなく、国立に引っ越したくなってきた.