白洲次郎
スピリタス(id:supiritasu)さんのところで、以下のような文章がありました.
「アメリカから押し付けられた憲法」と言う方もいらしゃいますね、
事実どうなのでしょう?
日本人は憲法の作成に全くかかわっていなかったのでしょうか?
http://www.nhk.or.jp/sonotoki/2006_04.html#01
現在の日本国憲法が制定される過程でGHQと交渉した人物に白洲次郎という方がいるようです.私は上にリンクを貼ったNHKの「その時歴史が動いた」で取り上げられたのを見て初めて知りました(半年ほど前に放送され,最近も再放送がありました).GHQからの押し付け憲法を嫌い,自主憲法制定を目指した人として一般には知られています.改憲派の人の中にはこれを取り上げて「だから、押し付け憲法は駄目なのだ」という人がいます。しかし、ここで重要なのは「その時歴史が動いた」の番組の中でも言っていましたが、白洲次郎は「アメリカが作ったものでも良いものは良い」と認めていたことであり(彼は平和主義者であり、特に新憲法の戦争放棄は高く評価していたようです)、「この戦争放棄条項が入った憲法を日本人の手で作りたかった」といっている点だと思います.こう書いてみると,この人物の偉大さがわかるかと思います.以下の本に白洲次郎が関わった憲法の制定過程が詳しく載っているようです.私も時間があったら読んでみたいと思います.
- 作者: 北康利
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/07/22
- メディア: 単行本
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