今年28冊目 Sports Graphic Numberベスト・セレクション〈1〉

Sports Graphic Numberベスト・セレクション〈1〉 (文春文庫PLUS)

Sports Graphic Numberベスト・セレクション〈1〉 (文春文庫PLUS)

スポーツノンフィクションは私の好きな分野。その中でも、山際淳司さんの書いた「江夏の21球」は何度読んでも最高です。江夏投手と対戦する近鉄の野手・走者、西本、古葉の両監督の心理があいまって、絶妙なドラマが展開されます。私はこの試合を見ていないのですが、まるでリアルタイムで見ていたかのような錯覚に陥ります。
この本の中では「江夏の21球」のほかにも、「断層 アトランタ五輪サッカー日本代表の崩壊と再生」なども、チームの中の様々な立場の人間の心理を描いています。このような作品を改めて読むと、スポーツというのは、奥深いなあと思わされます。