その時歴史が動いた 軍服を脱いだジャーナリスト〜水野広徳が残したメッセージ〜

http://www.nhk.or.jp/sonotoki/2008_02.html#04

反逆児
知己を百年の
後に待つ

水野広徳は軍国主義者の軍人でしたが、第一次世界大戦後のヨーロッパを視察をきっかけに軍備撤廃主義者へと転向します。その後ジャーナリストとなり、世論や多くのマスコミが軍国主義を後押しする中、軍縮及び日米戦になった場合の敗戦の可能性を訴えつづけます。しかし、言論の弾圧を受け最後には全ての書籍の発禁処分を受け、講演会も禁止されてしまいます。

昨日のテレビ番組より。番組の概要は上記のとおり。私は番組を見るまで、この方を知りませんでした。軍人から、軍備撤廃主義者のジャーナリストへと転進した方がいたとは・・・。私は今まで歴史の何を学んで来たのかという感じです。「反逆児 知己を百年の 後に待つ」という歌には、自分が生きている現在の人々には理解されなくても、百年後の人々には自分を理解して欲しいという切実な思いがこめられていると思います。私も含めて、我々日本人はもっと歴史を学ぶべきかと思います。とくに、戦前の反戦運動にはいろいろ学ぶところが多いのではないでしょうか。
私はこの方の著作を一度読んでみたいと思います。