爆問学問 検索エンジンは脳の夢を見る〜高野明彦 (連想情報学)〜

現在の検索エンジンは検索サイトがサイトごとの索引を作って、我々はそれを探しに行きます。しかし、高野明彦さんの開発している『連想検索エンジン』は違うようです。以下、http://www.nhk.or.jp/bakumon/より引用します。

 そんな中、「連想検索」という新しい情報技術を提唱しているのが高野だ。2002年に高野が開発した『連想検索エンジン』は、ユーザーの関心を類推し、人間の“連想”と同じように関連情報と関連キーワードを提示することを目指す。

これがどんな検索というと、以下のようなものではないかと私は思います。例えば、私が○○というある事柄について知りたいとします。そして、私には、その事柄について詳しい10数人の知り合いがいるとします。その時に私はその10数人の知り合いに「○○について知るには、どうすればいい?」と聞きます。すると、「△△すればいいよ」「××を見ればいいよ」と様々な答えが返ってきます。私はその中の一人の意見を採用したり複数の人の意見を組み合わせて、実行します。その実行結果が検索結果になります。現在の検索エンジンでは、同じエンジンで同じ単語を同じ時間帯に検索すれば、ほぼ同じ検索結果が返ってきます。そこには偶然が介入する余地はなく、そして、我々はそれを情報の全てだと思っています。しかし、実際には検索から漏れた多くの情報があるわけです。『連想検索エンジン』は、そのような検索から漏れた「情報のロングテール」に光を当てるものかもしれません。同じ単語で検索しても、そこに行き着くまでの過程により様々な検索結果が返ってくる。複数の検索エンジンから出てきた検索結果を組み合わせてみたら、新しいものが見えてくる。そんな人間の脳に近い検索エンジンも面白いかもしれませんね。

以下、高野さん関連のサイトです。
新書マップ
新書マップ~テーマで探す新書ガイド~
想ーIMAGINE Book Search
想−IMAGINE Book Search | 多様な情報源の想いを連ねて発想しよう!


※文章を全て書きあがってアップしようとしたら、ネットワークが切断されて書いた文章が消えました(涙。朝に書き直してみましたが、結構覚えているものですね。