425祭 2日目

朝起きて、宿泊先のニュー泊崎荘の周りを散策。宿泊している人は工事関係者が多い模様。ここは半島の先端なので、ちょっと歩くと太平洋、逆に歩くと志津川湾を見ることができます。仮設住宅の標識もまだ残されていました。



歌津小太郎の千葉小太郎さん、孝浩さんと合流。歌津小太郎さんは私の応援(出資)事業者さんです。

歌津小太郎の旧工場跡地。津波は赤い社まで上がったとのこと(約16m)。

歌津小太郎の工場と新工場建設地。奥に見えるのが仮店舗。ファンドの出資金はこの新工場の建設費の一部に充てられるとのこと(建設費の8分の7は補助金とのこと)。ちなみに、歌津小太郎さんは最近催事などで大手デパートから引き合いがあるが、現在の工場だけでは生産が間に合わないので取引をお断りしているとのこと。非常にもったいない話。ここでいただいためかぶが非常に美味しかったので買おうとしたが、冷凍品とのことで諦めほかのものを買う。早く新工場ができてほしいと思う。

バスで移動がてら、ミュージックセキュリティーズの担当者の方の話を聞く。被災地応援ファンドでは、被災地の人が復興してほしいと思う事業者さんを応援しているとのこと。具体的には、その地域の地元の金融機関から事業者さんの紹介を受けているとのこと。またファンドが集まる事業者さんはそれが信用力になり金融機関も貸しやすくなるとのことで、なるほどと思わされる。

三陸復興市会場へ移動。昼食をとる。復興市会場の周りでは造成工事がすすめられています。

株式会社伊東の伊東社長と合流。南三陸防災対策庁舎へ。いろいろ考えさせられます。伊東社長は避難所となった中学校で流されていた家屋を見ながら、商店街をどう再生するかを考えていらっしゃったとか。


ふたたび南三陸さんさん商店街へ。買い物終了後、くりこま高原駅でツアーは解散。

今回のツアーを通して、被災地の中でも場所により復興のやり方が異なることを改めて知らされました。そして、そこに継続的に関わることの大切さを感じました。その方法として、被災地応援ファンドおよび今回のツアーはいい方法だと思います。単なる寄付でもなく、ふるさと納税などのように物目当てだけでもない。出資という形をとることで、株式投資と同様に一定の責任が生まれる。また、今回のようなツアーを通じて事業者さんと直接つながることができる。出資者の中には工場見学をされている方もいらっしゃるとのことで、私も自分が出資した事業者さんの工場見学をしてみたくなりました。